2012年3月18日日曜日

『改訂版 ガイドブックにないパリ案内』。

(宏)の本『ガイドブックにないパリ案内』の全面改訂版が出来上がりました。
阪急コミュニケーションズ刊、1890円。

















1997年に出版された旧版は、少しづつ訂正しながら2005年に9刷が出た後、そのままになって書店の棚から消えていました。
東京や大阪など日本の都市に比べると、街の印象はそれほど変らないパリだけれど、さすがに15年。改めて検証取材をした結果、構成や文章はもちろん、ほとんどの写真を入れ替え、地図もすべて修正したり描き直しました。旧版はカラーとモノクロが2ページづつ交互だったけれど、この改訂版はオールカラー。おかげで写真の数も大幅に増えています。巻末にミュゼ・リストも付けました。
隅々まで神経の行き届いたレイアウトです。















わがままな著者の意を汲みながら、文の流れに沿った写真のセレクトと整理から、校正の赤字修正まで、京都のワカメが、読みやすくきれいな本に仕上げてくれた。サイズは旧版よりひとまわり小さくて、持ち歩くのにも便利です。
旧版を愛読してくれた皆さんのためにも、より正確で新しいパリが詰まっています。華やかなパリよりも、ふつうの人たちが暮らすパリ。そんなパリの隅っこを歩き回るための参考書にしてください。(宏)

2012年3月16日金曜日

ZAVATTAサーカスにライオンはいなかった。

テントの周りに動物たちがいっぱいいるザヴァッタ・サーカス。(文+奈)に誘われて見物しちゃいました。
開演の4時近くには長蛇の列。もちろんほとんどが小さな子ども連れ。入口で10 ユーロ(子どもは半額)払って受け取った切符を、すぐ横のおばさんが回収。舞台衣装姿のおねえさん(といっても中学生くらい)が,ほぼ満席の中で、席を探してくれる。
銀色スーツに長い皮の鞭を持った団長さんの馬の芸で始まった出し物は、動物たちと芸人が半々。
たぶんまだ12才くらいなんです。















星空の描かれた下でのワッカの空中芸は幻想的できれいだけど、演じている少女はどう見ても自信なさげで危なっかしい。
馬も大蛇もラマもジャングラーもピエロもラクダもロバも、ま、芸といえば芸だけど・・・、という程度。
ぼくになにをさせるつもり?















しっかりがんばっていたのは、どんどん積み上げられて、小さくなっていくスツールの上に乗っていく山羊さんくらい。
最後は4本がぎりぎりまで。














それまで登場しなかったポニーやトナカイ、ダチョウたちが、最後にいっせいにぐるぐる走り回ってフィナーレへという、ゆるいゆるーいサーカスなのでした。(宏)

2012年3月14日水曜日

春の陽射し、プラムの花,よる、洗濯物干し。

ここ数日、いい陽気が続くと思ったら、今日は18℃。5月の気温です。
レーヌクロードというプラムの木の、下のほうから出ている、たぶん先祖帰りの別種のプラムの白い花が一気に開きました。
本体の木より、花も実もちいさいんです。

















ラ・デファンスに住むけいこさんからいただいて、玄関前に植えていた梅の苗木からも、ちゃんと元気な芽がいっぱい伸びています。
ベランダの鉢に埋めた梅の種から育ててくれた。















 クロネコのよるも、水仙のわきを抜け、
水仙は例年より遅かった。
















浅い緑の芝生’(というより雑草畑)を歩き回って、くんくんうれしそう。
ほんとはデコボコの草原なんです。

















壊れて買い替えたばかりの洗濯機で洗った洗濯物も、今年初めて外に干すことができた。物干のヨコには、年末に切った庭木の木っ端の山。
中央の紙袋に木っ端を詰める。

















片付け始めたら、よるはごろんと背中で掃除?です。ほんと、もうすぐはーるですね〜。
まるでカーリング。
















あ、もう一匹のハルのほうは夜型で、あいかわらずベッドで春眠のままです。(宏)

2012年3月12日月曜日

パリのメトロのラルク。

「ラルクの大きいポスターがメトロのホームにいっぱい貼られてる」と、(さ)がうれしそうにいう。なるほど、パリに出るときRERのB線の窓から、ラプラス、シテ・ユニヴェルシテール、ダンフェールと出ているのを確認。4月14日、ゼニットでのパリ公演のポスターです。
ラルカン・シエル、ワールドツアー。











近寄るとこう。日本一のロックグループ・パリ公演。























4号線に乗り換えても、ラスパイユ、ヴァヴァン、モンパルナス、サン・プラシッド
と、ほとんどの駅のホームで、きめポーズのハイドたちがにらんでいます。
正面。タテ3m、ヨコ4m。
















前回の公演の時は、階段脇の斜めの小ポスターだったけど、今度は気合い入ってるんだなぁ。祈盛況、です。(宏)

2012年3月11日日曜日

早春のサーカス。

(由)はまだ石神井だけど(宏)は3月になって戻ってきました。
パリは東京よりも暖かいくらい。でもずーっと曇りや雨の日が続いていた。
雪でも降りそうな暗い灰色の空の下、ウチからの坂道を下りた交差点にある、お盆を伏せたような円形の広場に、サーカスのテントが張られていた。・・・と思ったら週末になって、キラキラ明るい青空が広がりました。赤と黄色の派手なテントに誘われたみたい。
フォンテーヌ・ムラン広場。通称サーカス広場。















春から秋にかけて、いろんなサーカスがこの広場にやって来る。
このザヴァッタ・サーカスは、今月中旬まで、小学校が休みの、水・土・日曜の夕方、それぞれ1回だけの公演です。
真っ赤なコンテナ・トラックです。















ポスターにあるライオンは見当たらないけれど;、テントの周りには、いろんな動物たちが陽射しを浴びている。

ドロマデール(一瘤らくだ)。(二瘤はシャモー)