2016年6月7日火曜日

増水したセーヌ。

いつもなら爽やかな日々が続く4月から5月、今年はやたら寒くて毎日雨ばかり降っていた。で、6月の初めには、セーヌの上流に注ぐロワン川やヨンヌ川が氾濫。パリのセーヌも水かさが増して、洪水かという騒ぎ。左岸のセーヌ沿いの地下を走るRER・C線は運行停止、メトロ4号線のサン・ミシェル駅も閉鎖され、ルーヴルやオルセー、ケ・ブランリの美術館も万一の事態を想定して休館に。
いちばん水位が高くなった3日、どんなようすか見に行きました。
岸の遊歩道はすっかり冠水。
河岸の散歩道や自動車道路はすべて冠水していて、ポン・ヌフから降りるシテ島西端の公園スクアール・ヴェール・ギャランも水没している。
水没したシテ島の先端。
水位は橋桁近くまで上がっていて、遊覧船や川船は係留されて動けない。猛スピードで流れる木材やプラスチックの破片を、消防の小さなモーターボートが拾い集めている。
チュイルリーとオルセーを結ぶ歩道橋の下です。
オルセー河岸。水際まで降りて流れを見る人たち。
でも河岸にはブキニストの屋台が出ているし、ほとんどの橋はふだん通りに車も走っていて、テレビのニュースが騒ぐほどのこともなく、4日 からは水も引き始めています。
これも 地球温暖化の影響だろうけど、やれやれ。(宏)