台風の後の材木屋みたいです。 |
そういえば、パレ・ロワイヤル東のサントノレ通りに面した文化省の建物は、古い建物の外装を遺して内部はすっかり改装したもの。ところがその古典的な外観の建物が、銀色の金属製の奇妙な模様ですっぽり覆われいます。
巨大な蜘蛛の巣城です。 |
パリの空と雲を表現したというんだけど、雲というより蜘蛛の巣。文化省というのは、歴史的な建造物を保存する総本山なはずだけど、これっていいのかなー?
さて、わがバニューの家の前の坂道のてっぺんにも、へんな外装の建物が出来つつある。3月末に完成予定の市の体育館なんだけど、板がなんとも中途半端に打ち付けられているのです。板の内側の壁面には、どう見ても断熱材みたいな真っ黒な布状のものが貼られている。その黒壁に部分的に板が貼って放置してあるから、いったい外装工事はいつやるんだろうと思っていたら、なんとこれが出来上がりの姿なんだって。
なんか半端な感じ。 |
手前は玄関のある棟。暗くて何とも半端な感じ; |
というわけで、どうやら機能とはあまり関係のない(いや、もちろん外観も機能のひとつなんだけど) 外装で人目を惹くのが今の建築のはやりらしい。
何年かして汚くなったり飽きて来たら外せばいいや、ってことなのかなぁ。(宏)
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