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2015年7月11日土曜日

アンズ始末記。

寒くてちっとも膨らまなかったアブリコ(アンズ)だったけど、6月末になって一気に色づいてきたと思ったら、みるみる完熟して、毎朝いくつも落っこちている。
クソ暑い中せっせと採ったけれど、いくら食べても追いつかないし、熟れすぎてダメにもなる。いつもならジャムにするんだけれど、この暑さではとてもやる気にならない。
で、半分に切ってタネを抜き、そのまま庭のテーブルに並べました。
 40℃近い猛暑は過ぎたけれど、その後も毎日いい天気で湿度も低いから、数日で大量の干しアンズができました。
市販のもののような色ではなく黒ずんでいるけれど。
もうひとつ、ナオちゃんが〈アンズの梅干し〉? というのをネットで見つけた。完熟アンズに、フキみたいなルバーブ(ダイオウ)を加え、塩を入れて煮る、というもの。ナオちゃんが暑い台所で作ってみたら、なるほど、これがほとんど梅肉ソース! いろいろ便利に使っています。(宏)

2015年4月29日水曜日

1パック1ユーロのリンゴ。

近くの廉価スーパー "DIA"で売っているリンゴです。何種類もあるフランスのリンゴは、どれも日本のに比べてずっと小さいけれど、これはふつうのよりさらにやや小粒です。
透明パックに7つ(約800g)入ってます。
ところがこれがおいしいのだ。カリッと歯ごたえがあって、ほどよい甘さと適度な酸味。日本にも昔はあった、リンゴらしいリンゴです。品種は ariane(アリアーヌ)。
産地はフランス南西地方。ロワールやローヌ地方でも作られ、フランスでいちばんポピュラーな品種だけれど、大半がタルトやコンポットに使われているらしい。
どうしてこんな極上品が格安なんだろう? うれしいけれどフシギです。(宏)

2014年12月5日金曜日

ブノージュ村からの報告。

毎年の夏(宏)と(由)がヴァカンスに滞在する南西地方ブノージュ村の最新ニュースを、マユミさんが送ってくれました。
ご近所の集まりで、La miqueというこの地方独特のおもてなし料理が出た、というのです。この料理、数年前のナデイヤックの青空市に行ったとき、林のなかの食事会で初めて話を聞いて、とっても気になっていた幻の名物料理なのだ。
豚肉とニンジン、キャベツ、玉ねぎなどの野菜の煮込みをブリオッシュ生地に包んだもので、お祭りや家族の集まりなどの行事のときに作るらしい。どういうものなのか、その時の話だけではぜんぜん想像がつかなかったのだけれど、今回食べたマユミさんによれば、
「何かに似ているなあ、とずーっと考えていたんだけれど、最近気がついた。そうだ、あれは巨大中華肉饅頭だ!」
肉まんだったら何個分?














白くふわふわのブリオッシュ、肉はダイナミックな骨付き豚肉だったそうで。この写真を見たら今までの疑問が氷解。すっかり私も、この陽気な集まりに参加してLa miqueを味わった気分になりました。マユミさん、ありがとう。(由)

2014年2月6日木曜日

聖護院大根。

京都の南郊にいるワカメちゃんから、自宅の畑で穫れたという聖護院大根が届きました。サッカーボールみたいにやたらにでかい、カブみたいな丸い大根。
下にミカン。重さが3キロ近くあった。
淀大根とも呼ばれてるけど、ワカメの話では淀ではなく、ワカメの住む久御山町(くみやまちょう)東一口(ひがしいもあらい)が産地の中心なのだ。なんで一口をイモアライと読むのかはともかく、この本場もんの大根はん、やわらかいのにぜんぜん煮くずれしない。(由)はワカメがクッションに入れてくれた葉っぱも炒め物と菜飯に、本体はもちろん煮物にして食べました。京らしい上品な甘みがあって、ほんまにおいしおすなぁ。でした。
おおきにワカメはん。(宏)

2014年1月4日土曜日

ノエルと元日のごちそう。

この年末年始はごちそう作りの主役の(由)が帰国中で不在でした。
でも、フミナオが誰かからプレゼントされたモエ・シャンドンのロゼとスモークサーモンを。(里)がボルドーとトーゴくんとこ特製のフォワグラを持参。
例年(由)が焼く詰め物をしたトリが食べられないなぁと思っていたら、アヤカさんが用意してくれました。
大きなく立派なシャポンです。












で(宏)はアンディーブとウチのクルミのサラダを作り、ビュッシュ・ド・ノエルを買って来た。さらにナオコさんが作ったトマトのスープとノエル仕立てのサンタ・サラダで、華麗なる晩餐ができました。

 さて続いては、ボローニャのお姉さんの家に招ばれたフミナオが留守の元旦。
でも、今度はユズががんばって作ったおせちを(里)がマレから運んできた。お雑煮担当はアヤカさん。(宏)はマーシュのサラダと、例年通りのクリキントンです。
元日の食卓。(撮影はアヤカカメラマン)












2日がかりで作ったユズのおせちは、鮭入り昆布巻き、なます、野菜の煮物、カブの甘酢漬け、鴨のロースト、トリのごま風味・・・という手の込んだものだった。
あ、ブタの角煮も作ったゆずはブッタおれてしまって欠席でした。ありがとユズ。
そして皆さん、おめでとう。(宏)







2013年9月15日日曜日

夏休みの旅行。

長ーいあいだブログをお休みしてしまいました。
8月後半から(宏)と(由)は、続けて旅行に行っていたのです。まずは毎年恒例のフランス南西部ロット県の田舎に1週間。そして4日あいだを置いて、バルト3国の10日間家族旅行に。たくさんオモシロイものを見て写真も撮ったけど、(宏)はヘタレ写真でもどんどん公開する、というブログの原則を受け付けないので、「まだ整理ができてない」と抱え込んでいて。だからとりあえず帰還のご報告です。
さて、この写真は何かというと、
ただのおかゆに梅干し、としか見えないが…。
 リトアニアの朝市で買った燻製サケを使って、帰宅翌日に作った牛乳雑炊。バルト3国は食に期待ができない? と思っていたら、これがどうしてなかなかだった。どこの国も朝市とか青空市が充実していて、新鮮な野菜や燻製の魚、肉がたくさん。ラトヴィアなんか、駅裏に元ツェッペリンの格納庫だったという巨大な倉庫が5棟もあり、そこがすべて食材の市場! こんなのはたぶん香港以来見たことがない。フランスもタイも負けそう。特に干し魚が豊かで、みんなバケツに逆さに突っ込んで売っているのだ(写真が欲しい…)。最終日にビリニュスの市で、とりあえずサケの燻製を買ったらなんと1本1ユーロ弱。得した気分で開いてみたら、なんとそれはサケのアラだった。うずたかく積まれていたサケは、じつはみなスモークサーモンの身をおろした後の骨だったのです。
でもそれを牛乳でポシェし、骨を取り除いて残りご飯を入れて煮込んだら、とびきりおいしい牛乳雑炊ができた! あの国々の庶民は、じつに合理的でおいしい食生活をしているぞ。(由)

2013年8月18日日曜日

BBQ。

ホソキさんから、久しぶりにセンゴクさんがパリに来たのでウチでBBQを、という誘いを受けました。このシーズン、わが家にも近所の庭から肉やソーセージを焼く匂いがしょっちゅう流れてくる。
ホソキ家のBBQ=バーベキューは、アトリエと母屋の間のホソキ中庭にセットされたBBQセットに炭火をおこして、ホソキさんが焼くのです。
シェフとアキコ・スーシェフ。BBQセットはアメリカ製。
冷たいロゼで始まり、ナスやクルジェット、ピーマン、ジャガイモ、そして朝市で仕入れたいろんな肉や魚を、ホソキシェフが手際よく次々と焼いてくれる。
華麗に焼き上がったカレイ。
そして肉。
メインゲストのセンゴクさん,ヒデさん、愛猫スイスの病気が一段落でほっとしたアキさん、それに(由)と(宏)は、ひたすら食べて飲むばかり。
いよいよ大木の梢部分も。でも完成にはまだまだかかる。
オナカいっぱいになって上ったアトリエには、部分ごとに描き続けている大きな木の新作が何点も出来ていた。そう、BBQシェフはアーティストだった。
(宏)はアトリエから下りるとき、階段を踏み外して床に転落しちゃった。ボクバタンキュー(BBQ)です。お騒がせしました。(宏)

2013年7月28日日曜日

ノワジー・ル・セックのおっさん食堂。

偉そうなシェフのいるカッコつけたビストロより、ジャン・ギャバンみたいなおっさんがやっている食堂が好き! という(由)の趣味を知って(?)、アキさんとマコトくんが、彼らの家の近くで見つけたというレトロなレストランで昼食会を計画してくれました。
RER E線のノワジー・ル・セック駅から歩くこと10数分。一軒家の並ぶのどかな住宅地のまん中にとつぜん出現したその店は、うわー、好きだなーこの感じ。
看板がカワイイ! ルイゼットとジョエルの店だぞ。
入り口脇の看板にはメニューが。読めますか?
前菜、メイン、チーズ、デザート、ワインにコーヒーまで付いて12ユーロぽっきり! って最近、田舎でもこの値段はないよ。「すごいご馳走じゃあないですよ」と牽制するアキさん。ワインの1リットル瓶がドン! とまん中に置かれる。
前菜はトマトとジャガイモと卵のサラダ。それに鶏レバーのムース。
メインのローストビーフ。これで5人分。食べきれない…。
付け合わせは緑インゲンのサラダと白インゲン豆のサラダ。
みんな無口になってせっせと食べました。珍しい内容ではないけれど、どれもいい加減なところのない誠実な味。毎日食べても飽きない、家庭の味。赤ワインがあっという間に空になって追加を注文したら、たったの2ユーロだった(1人が、ではなく5人分で)。
ルイゼットおばさん手作りのアンズのタルト。
デザートを出したら,ルイゼットさんは奥に入って休憩。
店主のジョエルさんは、ジャン・ギャバンでも無口でもなかったけれど、陽気でよく笑うカワイイおっさんだった。近所の人がビールを飲みに来ていたけど、食堂のお客はけっきょく我々だけ。ちゃんと成り立つのかなー、この店。成り立って欲しいなー。(由)
Tシャツ、半ズボンのおっさん。ご馳走さまでした。

2013年4月28日日曜日

パリっ子の食卓。

少し前のことになりますが、先々週の土曜日。北の郊外、オルネー・スー・ボワのマコトさんちに呼ばれて、お昼をご馳走になりました。
エビとアスパラガスの炒めもの。
 前菜には、グリーンアスパラをエビと炒めた一品。香ばしくて彩りがきれいで,いかにも春らしい味。ニンニクの香りが食欲をそそります。
メ インは仔牛のバスク風煮込み。1.7キロもの仔牛肉を大鍋に入れ、エスプレットの唐辛子と赤ピーマンを加えてトマト味で煮込んだもの。オリーブ油を入れてサッと炊き上げたお米に添えて食べる。
マコトさんちの煮込み料理に大活躍の、ホウロウの大鍋。
バスク料理だけれど脂っこくなく、さっぱりサラサラ味なので、いくらでも食べられそう。大鍋いっぱいの煮込みがどんどん減っていきます。
デザートは、マコトさん得意のリンゴのタルト。
ワインを次々に開けて、嬉しそうな顔のマコトさん。
18年も前のこと、日本語新聞「オヴニー」に連載されたマコトさんの「パリをまるごとかじったら」を1冊にまとめた『パリっ子の食卓』が出版され、(宏)がその装丁を担当しました。パリとフランスの好きな人たちに大好評の本だったのに、なぜか再版されず幻の名著(?)となっていた。それがやっとこの5月20日に新装・出版の運びとなりました。
今回の装丁もまた(宏)ですよ。名著復活! なのだ。
すごーく作りやすくて、フランス料理がよくわかる。 (由)のフランス料理も、たいていマコトさんに教わったものです。まだ持っていない人、この機会にぜひ!(由)


2013年2月14日木曜日

かわいいショコラとショコラティエ。

アントニーのトマとノリコさんが、チョコレートを持って来てくれました。シンプルな箱(バロタン)にいっぱい詰まったショコラは、ふつうのボンボン・オ・ショコラより薄くて小さめだけど、繊細な味でほんとにおいしい。最近アントニーの朝市に出るようになった若い女性のショコラティエが,自分で売っているという。
いろんな顔のショコラたち。
















タイムやバジリコ、ラヴェンダーなど、それぞれの風味が自己主張しすぎずに香って、なによりチョコレートそのもの味がいい。質のいい原料を使っているしょうこら、です。 ちょうど(由)が一時帰国するのでお土産にいいかなとアントニーに行ってみました。広くて明るい市場の一画に「ティフェーヌ・コルヴェス」のスタンドがあった。

Tiphaine Corvez は1988年生まれ。

















コメルス・エキタブル(フェア・トレード)やビオに賛同し、自然でおいしいものを作るというティフェーヌ。寒いのにとても爽やかな笑顔で「私も9月に仕事で東京に行きます」だって。隣町ソーのパトリック・ロジェみたいに有名になっても、高級宝石屋みたいにはならないでね。(宏)

2012年12月4日火曜日

キノコの季節。

秋はキノコがおいしいですねー。
ブノージュのケイコさんから、「今年はこんなにセップ茸が採れたよ」って写真が送られてきました。パリの市場でもセップはよく売っているけど、高い!
イヤになるほどキノコ料理を堪能したそうです。

















このあいだ朝市に行ったら、珍しい「pied bleu 青い足」という茸を売っていた。ちょっと椎茸みたいだけど、たしかに軸の部分がうっすらと青味がかっていて、なんだかいい香りがする。さっそく買ってパン粉をつけてフライにしてみました。
レモンと塩で食べました。おいしかったよ!

















フランス料理だと、キノコはたいていニンニクとオリーブ油で炒めるけれど、前にハンガリーに行ったとき、マッシュルームのフライが前菜によく出てきて素敵だったので、以来ウチではよくキノコのフライをします。 このピエ・ブルーはちょっと水気の多いキノコなので、炒める場合はいちど乾煎りしたりするらしい。でもフライだと揚げ衣で水分が封じ込められて、かじるとフワッといい匂いが広がって、大成功でした。あまりパリの店頭では見ないキノコだけど、見つけたらぜひ試してみてください。
そして、ジロル茸の炊き込みご飯。キノコ尽くしの晩ごはんでした。秋はいいなあ。(由)
じつはこれ、昨日のご馳走の残りです。器は山本豊の作品。

2012年8月13日月曜日

ピストゥ・ソース。

相変わらず25〜28℃くらいの心地よい日が続いています。5、6、7月の悪天候もやっと忘れられる感じ。でもさすがに8月。日が短くなり、暗くなるのがどんどん早くなってきて、ちょっと寂しい
出窓のプランターのバジリコも、穂が出そうな雰囲気になっています。
台所の出窓で元気に育っている。何にでも使えて便利です。

















で、とりあえず穂先を摘んで、オリーブ油と一緒にミキサーにかけ、ピストゥ・ソースを作りました。ホントはニンニクも入れるのだけれど、今回は省略。
日が翳っているので色が暗いけど、ほんとうはもっと緑色。

















たまたま朝市で、丸ごとの鮭が安かったのを1本買ってあったので、さっそくそれを使って、夕ごはんは「鮭の蒸しもの、ピストゥ・ソース」。色的には白身魚のほうが似合うんですけどね。 美味しかったよー。
鮭は1本が4.50ユーロだった。安ーい!

















ところで、写真を撮るために「トップシェフ」 の真似してソースを「ドレッサージュ」してみましたが、これはやはりバカらしいことだなー。食の退廃ですね。料理で遊んじゃいけません。

話はぜんぜん変わりますが、庭ではプラムの一種 quetscheが熟れてきています。もう数日で食べられそう。
虫食いが今年は特に多い。赤い1cmくらいの糸ミミズです。

















タルトにするとすごーく美味しいんだけどね。無農薬なので、虫がたくさん住んでいるんですよ。(由)

2012年7月19日木曜日

果物の季節。

アンズの処理が終わってホッとする間もなく、庭のレーヌ・クロードが熟し始めました。レーヌ・クロードはプラムの一種で、ねっとり甘い果肉の、緑色の実です。生でももちろん美味しいけど、食べきれないのはやはりジャムにするしかない。
これは昨日収穫したぶんです。熟れると黄色くなってくる。

















このくらいなら生でいけるかな? と思っていたら、今日もまたこんなに採れた……。
今日の収穫。昨日より多いし、しかもどんどん熟れてきている。

















こうなったら、のんびりしてはいられない。また青い大鍋の登場です。今回のジャムは4瓶と半分、できました。
瓶に詰めてホッとしているところに、お隣のマクルーフィさんから電話がかかってきた。「ウチのミラベルがたくさん採れたから、取りにいらっしゃい」
いやー、ウチもずいぶん果物あるんですけど、とは言ったものの、金色のミラベルは甘くて美味しいから、「じゃ、ほんの少しね」と言って取りに行ったら……。
ミラベルは主にロレーヌ地方の産物で、パリ地方では少ない。

















こんなに戴いてしまったのだ。トホホ。いや美味しいものを戴いて、トホホはいけない。でも、ミラベルは甘みが強いぶんだけあしも早くて、あっという間に 醗酵してしまうのです。気を取り直し、夜なべ仕事でひとつひとつ種を除き、いま煮上がったところです。ヤレヤレ。いやヤレヤレも言ってはいけませんね。なにしろ来年まで食べられるくらいの量のジャムが、物置の棚に並んでしまったのだから。ありがたいことです。(由)

2012年7月13日金曜日

おひさしぶり!

いやー、1カ月以上もブログをサボってしまいましたね。
(宏)と(由)は6月中旬から末まで、早々とヴァカンスでロット県のケイコさんの田舎の家に遊びに行っていました。そこでの楽しい話はたくさんあって写真もいっぱい撮ってあるのですが、あまりにたくさん過ぎて、まだ(宏)の写真の整理ができていない。そちらは今後のお愉しみ、ということで、とりあえずバニューの宿からの近況報告です。

このブログのタイトル写真に見られるように、今年も庭のアンズがたくさん生りました。というか、かつてないぐらいの大豊作。で、ホソキさん、アキコさん、ユタカさん、アユミさんを招いてアンズ狩り。全部でいったい何キロ採れたんだろう? 一人当たり紙袋一杯ずつお持ち帰りねがい、残りの半分をジャムに煮ました。でもまだ2〜3kgは残っているので、これからコンポートを作るつもり。 ふう。
全部で7瓶できました。1瓶はもう食べ始めているので。

















ロット河沿いの青空市で、5ユーロで買いました!

















そのジャムを煮るのに使ったのが、このホウロウの大鍋。ヴァカンス先で買ったばかりの鍋がさっそく役に立った! あまり厚手ではないけれど、洗面器ぐらいの大きさがあるので、大量の煮ものやパスタを茹でるのに便利。また、いい買物してしまった。(由)

2012年1月3日火曜日

元旦のフォアグラ。

今年のバニュー亭の元旦は、文生と奈緒子さんが日本に行っているので、例年より少し寂しい食卓となりました。
でも去年と同じく(由)の手作りおせちと、里子の仕事仲間のお祖母ちゃんが作ってくれたフォアグラが並び、日本酒と白ワインで乾杯です。
手前の皿がフォアグラ。塩けの薄い、さっぱり味。















栗きんとんはいつも(宏)の担当だけど、ことしは浜田のお父さんとお母さんが作ったサツマイモを大事に取っておいて使ったので、フランス産ポテトよりずっと本格的な味にでき上がりました。
ちょっと写真の色が赤黒いけど、左手前の東玻肉も好評だった。















ウチのお雑煮は関東風で、カツオと昆布の出汁に鶏肉、生椎茸、タケノコ、ホウレンソウ、さやえんどうが入る。そこにお餅を焼いて入れます。三つ葉がないのが残念。
ヨルは、眼で人間に気持が伝えられると信じている。
















黒猫のヨルも食べたそうな顔をしていたので、フォアグラの脂を少々舐めさせてやったら、 夢じゃないかしら? という顔をしました。(由)

2011年12月27日火曜日

一日早いクリスマス・イブ。

今年のバニュー邸のノエルは、24日に旅行に出かけるメンバーが多いので、23日にご馳走を食べることになりました。
ご馳走といっても、フォアグラと鶏のローストが定番で、あとはサラダ程度だから、ふだんのご飯より手がかからない。
マーシュに卵の黄身と白身をのせたミモザ・サラダ。
















オーベルジュ・エチェゴリー特製のフォアグラ。















フォアグラはいつも、どこのを買おうかと迷ってしまう。昔は、13区のバスク料理レストラン「オーベルジュ・エチェゴリー」のアンリさんが、手製のフォアグラを毎年プレゼントしてくれたのだけれど、アンリさんが亡くなってからは、どれを買っても今ひとつ物足りない感じでガッカリしていたのです。でも今年ぐうぜん「エチェゴリー」の前を通ったら、「ノエルのフォアグラ、注文受付け中」と張り紙があったので、直ちに注文。ジュランソンの甘い白ワインで香りをつけたこってり味のフォアグラは、懐かしいアンリさんの味です。
そして、次に鶏のローストの写真が来なきゃいけないのだけれど、鶏を食べ終えるまで、写真を撮ることはまったく頭に浮かばなかった! いちおう文字で説明すると、ランド産の1250gのチキンに玉ねぎとマッシュルーム、栗、鶏もつ、砂肝を詰めものにしてオーヴンで焼いたもの。6人分にはちょっと小さかったかなー。
ノエルのお菓子は定番のビュッシュ・ド・ノエル。















そしてデザートはもちろん、ビュッシュ。これもフォアグラと同様、毎年おいしいお菓子屋を求めて遍歴しているのですが、今年は14区アレージアのそばの「Aux Delices des Anges 」に注文。近ごろ流行りの気取ったパティシエじゃなくて、素朴なふつうのお菓子屋さんだけど、味はとってもいい。チョコレートクリームの中にふっとパッションフルーツの香りが漂って、甘すぎず軽い仕上がり。来年もここにしよう!
ケーキにはシャンパンだ。イエーイ。















最後はシャンパンで締め。今年もみんな元気でおいしいご馳走を食べることができて、よかった、よかった。(由)

2011年12月23日金曜日

ゴブランのおっさん食堂。

ポール・ロワイヤル大通りにちょっと気になるワインバーがあったので(宏)と一緒に行ってみたら、昼の早い時間なのに「予約で満席です」と断られた。そんなに人気店だった?
で、しかたなくゴブラン大通りをイタリー広場方向に歩いていきました。右手には国立ゴブラン織り製作所。
立派な建物。水、木、土、日の午後に工場見学もできます。
















そうだ、この横の路地に定食屋があったはず。大通りを左に曲がったヴェロネーズ通りに、思ったとおり「Le Percheron」の看板があった。むかーし食べたい店リストに載せていたけれど、食べないままになっていた店です。
昼定食14.50ユーロの看板がやけにデカイ。
















パリとは思えない、この慎ましい外観。なんかおいしそうに思えますね。で、さっそく中に入ると、店内も田舎っぽくて地方の宿屋の食堂みたい。
お客サンも地方在住という雰囲気。年齢層も高い。

















2品で14.50ユーロの定食。(宏)は前菜にブルーチーズと梨のフィヨテ、メインに鹿の煮込みグリヨット風味を取りました。私は前菜がエスカルゴのニンニクソースで、メインが本日の料理の白ブーダン。料理名だけ見ると、なんか凝った料理に思えるけど、とても家庭的な味で悪くない。
鹿のcivet。サクランボの酸味が鹿の臭みを消している。
















私の白ブーダン。最近はあまり見かけない料理だけど大好物。















白ブーダンは、黒ブーダンと違って血は入っていない。白い肉とクリームで作られていて、ノエルの季節の食べものだそうです。
この店、味的には問題ないのだけれど、じつはサーヴィスがすごく遅くて、2品とコーヒーだけで2時間もかかった。そんなに客数も多くなかったのに。残念。

汗をかいて飛び回っているご主人の見事なカイゼル髭と、花の代わりに金魚が泳いでいるテーブルの花瓶が印象的でした。(由)
最初はプラスチック製の玩具かと思ったら、生きていた。