”Le romantisme noir de Goya à Max Ernst (ダーク・ロマンティシズム、ゴヤからマックス・エルンストまで) というサブタイトルが付いている。
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”奇妙な”より”異形の”のほうが似合うと思う。 |
18世紀末から19世紀の象徴主義を経て、20世紀のシュルレアリスムに至る、恐怖、奇怪、狂気、不安‥‥などを表現した幻想的な作品が200点余り、というチカラの入ったいい展覧会です。展示の詳細は Figaro-japon のサイトに大村さんがわかりやすくまとめてくれているので参照してください。
この展覧会を見ながら思ったのが、故・坂崎乙郎先生のこと。半世紀近くも前の(宏)の学生時代、ここに並ぶ画家たちのことはすべて坂崎さんに教えてもらっていた。いわゆる正統的な芸術からは外れた、いわば異端の作家たちの作品に目を向けてくれたのが坂崎さんだったのです。
こうした周辺の作家たちの作品がオルセーに並び、多くの人たちを集めている。異端が今や中心になったみたい。坂崎さんは何と言うかなぁ。(宏)
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