2011年1月6日木曜日

バニューの丘から朝焼けを見た。

1月5日の朝8時15分、(宏)と(由)はわが家のすぐ上の rue des Tertresを歩いていました。ここはバニューの丘のてっぺんで、ふと振り返ったらすごーい朝焼け。
飛行機雲がピンク色。左のクレーンはウチの隣に建設中の小学校。















この場所には去年の2月まで巨大なHLM(低家賃公共住宅)が建っていた。だからこの絶景は、そこの住人しか見られなかった。
そもそも、我々がなぜこんな朝早くにここを歩いていたかというと、そのHLMが取り壊され、いまその跡地に新しい集合住宅や学校を建てつつあるのだけれど、その工事の騒音や振動がヒドイので、近所の住民たちが集まって文句を申し立てるため、でした。
取り壊し中のHLM。ダイナマイトを使わず、少しずつ壊した。

















このHLMは長さ368mもあって、たぶん1000人を超える人々が住んでいた。不法居住者や麻薬常習者が出入りし、警察沙汰も多くて長年問題視されていたのでした。その隣に住んでいるウチには、10年間なんの問題も無かったけれどね。取り壊した後は緑地の中に低層アパートが建つらしい。
開発計画の説明看板。向こうはソーの丘とブー・ラ・レーヌ。

















平日の朝で、集まった住民はたったの6人。工事の振動で家が震える、トラックの出入りが激しい、だいたい工事についての説明がない、と文句を並べたけれどなんかテキトウにあしらわれた。この国では、専門家の鑑定を突きつける、という手続きをしないと相手にされないらしい。悔しいー。すっかり夜が明けて陽が照ってるテルトルの道を、トボトボと帰りました。(由)+(ダジャレは宏)

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