『エロディアッド』1887年ごろ。ちょっと劇画っぽい。 |
印象派前の人エネールが描いた絵は、今見るとちっとも古くない。
入口脇のサロンにあるサロメの母のエロディアッドの絵も現代的でかっこいい。このサロンの窓辺や暖炉は、デルフトのタイルで覆われている。
国立の美術館だけど、訪れる人はほとんどえねー。 |
エネールは地味だけれどギュスターヴ・モローなんかに比べると、はるかに上手です。
『夢』1896〜1900年。 |
たいていの絵の輪郭がぼーっとにじんでいる。静謐な肖像画を中心に、神話を題材にしたハダカの絵、それに横たわるキリスト像などの大作もあるけれど、ローマ賞をもらってヴィラ・メデティスに滞在したころの模写や風景画もいい。
横長の絵が多い。裸の人もたいてい横長で、絵寝ーる。 |
若いころと年取ってからの写真があった。いい顔してるね。
年取ったほうはナダールが撮った |
落ち着いた3階建ての屋敷は空いてるし、こんなに近づいてにらめっこしても叱られません。
目の辺りが光ってしまった。ごめん。 |
近ごろはどの美術館も展覧会も、やたらに混んでることが多い。こういう有名じゃない小さなミュゼはかえって印象に残るものです。(宏)
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