2013年6月8日土曜日

ヤンのお父さんの映画。

先週の火曜日のこと、ベルヴィルからサン・マルタン運河へ向かう途中、サン・ルイ病院の脇で、kyのマキちゃんとヤンに出会った。この日の夜にはレアルのジャズクラブで、マキちゃんとピアノのステファンのライヴを聴くことになっていたからびっくり。でも2人とも沈んだ顔。白血病で入院しているヤンのお父さんの具合があまりよくないらしい。
なんとそのお父さんが作った映画が、その翌日に公開されるというのに、なのだ。
後半ヤンも加わったコンサートではさすがプロ。2人ともまるで何も無かったように演奏していい感じで終わりました。
後日ヴァヴァンの映画館で、その映画 "De l'usage du sextoy en temps de crise" を観ました。
ブルターニュの海岸を歩く姿が繰り返し出てくる。















監督、つまりヤンのお父さん自身が主演するドキュメント・フィクション。入院してガンの宣告を受け、手術,退院,再入院という自分の状況と恋人との交流を中心に、彼の過去のドキュメントフィルムなどを織り込んだ自伝風の映画。かなり重いテーマだけど、ご当人が淡々としていて嫌みのない作品だった。
ラストシーンもここ。















で、ヤンがこの映画の音楽を担当している。ラストシーンに流れるテーマ曲はマキちゃんが歌ってます。

見終わって ゲーテのカフェでひと休み。長く寒かった日々が終わって一気に明るい初夏の日差し。ヤンのお父さんもこうなるといいですね。(宏)
ようやくパリの初夏らしくなりました。











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