2014年11月5日水曜日

幻の川ビエーヴル。その3・流れの最終コース、緑の住宅街。


この日はイニー駅からアントニーまで。ホソキさん、ナオコさん、フミオが同行です。
イニー駅のすぐ近くに小さなゴルフ場がある。
そしてここからはヴェリエール・ル・ビュイッソンの町。小川はこのゴルフ場の柵の中へ。柵の外にも分流の川筋があるけれど、水の無い川です。
左の茂みに涸れた川。右手にゴルフ場。
 ゴルフ場の脇を抜けると、落ち着いた田舎町の雰気の街に入る。パリ通りの坂の途中に、今は使われていない洗濯場が残っています。
パリ通りはいかにも“フランスの田舎町”という感じ。
で、道ばたに古い洗濯場。
 ヴェリエールのビエーヴルは住宅地の中をぬって流れていて、川沿いに歩くのは難しい。
住宅の庭の間を流れている。
道路際(橋)に、“ラ・ビエーヴル”の標識。
斜面の上のほうにある市庁舎前広場のテラスで昼ごはんの後、緑の住宅街を下り、流れを探しながらアントニーとの境へ出る。
ヴァカンス先のレストランのようでした。
遊歩道の上に、金網と木立に囲まれた大きな遊水池 “Bassin de la Bièvre” が隠れています。アントニーで度々起きていた洪水の被害を防ぐため、1970年代に造られたこの池は、自然保護区に指定され、148種もの野鳥たちの天国になっている。水質もいいそうです。
5月の“自然の日”に限定公開される湧水池。(フミ撮影)
 ここから、アントニーの競技場とジャン・ヌーヴェル設計の中学の校庭の間を抜けて、エレール公園に入る。湧水池から引かれた小さな池がある。流れのほとんどがこの池から暗渠へと流れ込んでいく。自然のビエーヴルの水が見えるのはここまでです。
エレール公園の池の堰。
でも、ポニークラブのある公園隅の木立の中を、再現された小川が流れています。そして、公園の正面入り口の脇には、かつてあった水車が再現されているけれど、ふだんは水を通していない鉄車です。
公園に再生されたビエーヴル。
花に飾られているけれど水が無い。
この水車の前に“Le Moulin de la Bievre”という、17世紀の館を改装したアパルトマンがある。じつはバニューに引っ越す前、わが家はここに住んでいました。(宏)


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