2011年7月18日月曜日

庭のクロタネソウのこと

5年前に、里子とモロッコ旅行に行きました。マラケッシュからアトラス山脈を越えて、砂漠の町ウアララザットへ。
フランスで募集したツアー旅行だったので、どの町でだったか忘れたけど、むかし風の香料屋兼薬局みたいな店に連れていかれて、お土産を買わされた。みんなバラ香水とか買っていたけれど、私は少しでも役に立ちそうなもの、と思って、咳や喘息に効くという漢方薬みたいなものを買いました。ちょうど風邪気味だったし、バラ香水よりはずいぶん安かったのです。
たしか10ユーロはしなかったと思う。でも以後ずっと使ってない。












ところで、5月14日のブログに写真を載せた我が家の庭のクロタネソウ、花も終わり風船のような丸ーい実を結んで、それが茶色に枯れ、種を飛ばし始めました。
宇宙ステーションみたいな、未来的なかたちです。

















「ウチにも植えたい」という人がいたので実を集めて種を取ったら、あれれ?
庭の種をぜんぶ集めたら、ウチも薬局が開ける。
なーんだ。あの咳の薬は、ただのクロタネソウの種だったのでした。わざわざ北アフリカから買ってきて損した。 
ちなみに使い方は、種を擦りつぶしてガーゼに包み、鼻に当てて吸い込むのだそうです。 (由)

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