2012年5月9日水曜日

細木さんの大きな木とエマニュエルの陶作品展。

細木さんの不定期画廊“ROOM"で、エマニュエルの個展のヴェルニサージュがあるので、(由)と(宏)、それにあやかさんもいっしょにジャンティイに 行きました。
細木さん当人も、同時にジャンティイの別の場所で作品展示している。それもこの日と翌日の2日間だけというので、まずは細木展へ。会場は町の中心部にある大きなワイン・カーヴです。
細木さんの作品は高さが5m以上ある。












薄暗いワイン倉庫の奥に組まれた仮枠に、大画面の油絵が掲げられている。近くの公園の木を分割して、3年前からほぼ原寸大で描き続けている作品。まだ全体の4分の1にも達していないという未完の大作だけれど、季節が違う部分の絵が隣り合って、不思議な効果が生まれている。




















描いている時点での、絵に対する考えの違いも感じられます。












細木さんが仲良しのワイン屋さんの好意で実現したこの展示は、細木さん自身、初めてこうして全体を見ることができたそう。アトリエでは3枚づつくらいしか並べることができなかったという。まだ当分先のことだろうけど、完成したとき展示されるのはポンピドゥ・センターかルーヴルか、ですね、きっと。

で、エマニュエル展へのお土産にワインを1本買い、雨の中をROOMへ向かう。途中の公園に細木さんの絵の木があるというので、ちょっと寄り道です。
パブロ・ピカソ公園の細木の木。たぶんナラの一種。












 さて、エマニュエル展の会場ROOMです。











東京芸大の大学院に留学してカッパの絵を描いていたこともあるエマニュエルの作品は、いつも自由闊達。今回は絵はなくて、田舎のアトリエに築いた窯で焼いた陶の作品たち。どの作品も見る角度でいろんな表情がある。
エマニュエル。












とくに、どこかユーモラスな、そして子どもの作品のような無邪気さが感じられるものが好きです。
ブタ? イノシシ? マンボウ?













ジャンティイにはポルトガル人が多いらしく、ポルトガルの総菜屋、パン屋、レストランがたくさんある。帰りにピカソ公園のそばのポルトガル料理屋で、現地っぽいごはんを食べました。
アサリとブタ(手前)、干ダラとジャガイモの炒め物。













細木さん、エマニュエル、ごくろーさまのありがとう。
ところで、やっと大統領が変りますねー。(宏)

1 件のコメント:

  1. 先日は僕らの展覧会においでいただきありがとうございました。ポルトガル料理いかがでしたか?ちょっとしょっぱめなんですよねポルトガル料理?それではまた近々。

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