2012年10月9日火曜日

ブノージュ村の夏休み;その9 林間の昼食。

すっかり秋なのに夏休み報告の続きです。ブノージュの夏の楽しみのひとつに、あちこちの蚤の市めぐりがあります。パリでも春や秋には毎週末どこかの通りで、ブロカント(古道具)、アンティキテ(骨董市)、ヴィッド・グルニエ(ガラクタ市)が開かれる。でもヴァカンスの時期になると、青空の下の蚤の市の中心はフランス中の田舎に移ります。有名行楽地は別だけど、田舎の蚤の市のほうが掘り出し物の確立が高いし、値段もはるかに安い。それに、のんびりムードがいいのです。 ドルドーニュ上流、もうコレーズ県の端っこにある小さな村ナデイヤック(Nadaillac)のヴィッド・グルニエは、村はずれの林の中が会場だった。
昼前に着いたら、木立に囲まれた会場の真ん中に、細長いテーブルが何列も並べられ、食卓の用意がされていた。
赤い紙が敷かれたテーブル。右手に調理場。
















村にはカフェもないので、この日の昼限定の青空レストランです。事前に食券を買って、昼時になると客も出展者も好きな所に席を定める。
次々と皿が運ばれて。
















前菜は生ハムメロン、メインは羊のロースト豆煮込み添え、デザートは杏のタルトかチョコレートケーキ、またはロカマドールのチーズ。テーブルの各所に、パン籠と水、白・赤・ロゼのワインのピシェがテキトーに置かれている。子どもや飲めない人にはジュースかコーラ。 で、12ユーロ。どれも地元の産物だから、ショウジキでおいっしい。
デザートを待つ間のおしゃべりタイムです。
















マルセイユから来たという隣の席のおっさんは、わしゃ、もうすぐ定年で、引退したらこの辺に家を買って過ごすつもり。ということでした。(宏)

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