2012年7月20日金曜日

パン切り器、その後。

去年の秋、フォントネー・オ・ローズの青空市で購入したパン切り器が、やっと使えるようになりました。
これをしっかり固定するのに、もともと底の部分の四隅にゴムの吸引盤がついていたのが、古くなって劣化していたので外してしまった。それに、本来なら大きな台所のテーブルの一画に取りつけて使うものだけど、ウチの狭い台所と小さいテーブルではその余裕がない。しっかりした木の椅子に取りつけて移動可能にしよう、とまでは考えたものの、適当な椅子が見つからずに何ヶ月も過ぎてしまったのです。
この夏、太極拳友達のマユミさんが階段のついたステキな椅子兼踏み台を譲ってくれたので、それに万力でしっかりと固定して、ついに使用可能になったぞ! パン切り器。
けっこう重くてしっかりした踏み台。8ユーロだったそうです。

















椅子のパイプがパン切り器と同じ白で、まるで誂えたようではありませんか。 階段部分はクルリと動いて踏み台になる。ふだんは台所の隅に置いてあるので、戸棚の上の棚の乾物や空き瓶を取るのにとても重宝。
ほーら、こんな具合だよ? 

















あとは、おいしい田舎パンを買ってくるだけ。 ただ残念なことに、このバニューの近所には無いんですよね、おいしい田舎パン。サンマルタン運河のそばの「Du Pain et des idées」のpain des amisが理想的なんだけど……。遠いなー。(由)

2012年7月19日木曜日

果物の季節。

アンズの処理が終わってホッとする間もなく、庭のレーヌ・クロードが熟し始めました。レーヌ・クロードはプラムの一種で、ねっとり甘い果肉の、緑色の実です。生でももちろん美味しいけど、食べきれないのはやはりジャムにするしかない。
これは昨日収穫したぶんです。熟れると黄色くなってくる。

















このくらいなら生でいけるかな? と思っていたら、今日もまたこんなに採れた……。
今日の収穫。昨日より多いし、しかもどんどん熟れてきている。

















こうなったら、のんびりしてはいられない。また青い大鍋の登場です。今回のジャムは4瓶と半分、できました。
瓶に詰めてホッとしているところに、お隣のマクルーフィさんから電話がかかってきた。「ウチのミラベルがたくさん採れたから、取りにいらっしゃい」
いやー、ウチもずいぶん果物あるんですけど、とは言ったものの、金色のミラベルは甘くて美味しいから、「じゃ、ほんの少しね」と言って取りに行ったら……。
ミラベルは主にロレーヌ地方の産物で、パリ地方では少ない。

















こんなに戴いてしまったのだ。トホホ。いや美味しいものを戴いて、トホホはいけない。でも、ミラベルは甘みが強いぶんだけあしも早くて、あっという間に 醗酵してしまうのです。気を取り直し、夜なべ仕事でひとつひとつ種を除き、いま煮上がったところです。ヤレヤレ。いやヤレヤレも言ってはいけませんね。なにしろ来年まで食べられるくらいの量のジャムが、物置の棚に並んでしまったのだから。ありがたいことです。(由)

2012年7月13日金曜日

おひさしぶり!

いやー、1カ月以上もブログをサボってしまいましたね。
(宏)と(由)は6月中旬から末まで、早々とヴァカンスでロット県のケイコさんの田舎の家に遊びに行っていました。そこでの楽しい話はたくさんあって写真もいっぱい撮ってあるのですが、あまりにたくさん過ぎて、まだ(宏)の写真の整理ができていない。そちらは今後のお愉しみ、ということで、とりあえずバニューの宿からの近況報告です。

このブログのタイトル写真に見られるように、今年も庭のアンズがたくさん生りました。というか、かつてないぐらいの大豊作。で、ホソキさん、アキコさん、ユタカさん、アユミさんを招いてアンズ狩り。全部でいったい何キロ採れたんだろう? 一人当たり紙袋一杯ずつお持ち帰りねがい、残りの半分をジャムに煮ました。でもまだ2〜3kgは残っているので、これからコンポートを作るつもり。 ふう。
全部で7瓶できました。1瓶はもう食べ始めているので。

















ロット河沿いの青空市で、5ユーロで買いました!

















そのジャムを煮るのに使ったのが、このホウロウの大鍋。ヴァカンス先で買ったばかりの鍋がさっそく役に立った! あまり厚手ではないけれど、洗面器ぐらいの大きさがあるので、大量の煮ものやパスタを茹でるのに便利。また、いい買物してしまった。(由)