2013年2月2日土曜日

タイルの床、モザイクの床。

先週、ヴァヴァンの小さなイタリアレストランに入ったら、古いカフェをそのまま使っていて、床のタイルがきれいでいい感じだった。こういう古い床をそのままていねいに使っている店は、それだけでも信頼できる気がする。
錯視で立体的に見える。

















翌日、『神様たち』という特別展を見に入ったプチ・パレの床は壮麗なモザイクタイル。数年前の修復で見違えるほどきれいになった。展覧会は期待したほどじゃなかったけれど、プチ・パレは無料の常設展示もいいし、この広々とした空間のタイルの床を歩くだけでも気持ちいい。
1900年の万国博のときのもの。















で、(由)も(宏)もとりわけ気に入ってるのがルーヴルにある古いモザイクの床。去年オープンしたイスラム美術展示室の下の階に置かれています。
展示品だから上を歩くわけにはいかない。
















写真はレバノンの6世紀の教会のモザイク床で、聖人の顔や動物の絵がいい。隣の鳥の図柄がある4世紀後半シリアのモザイク床もたまらなくきれいです。どちらもイスラムというより地中海ビザンチンの美術だけれど、地域柄ここに置かれているのです。正月にタキやんといっしょにウチに来てくれたミワさんは、チュニジアの遺跡の発掘調査をしている。砂漠の中でこういうモザイクが現れたのを見たら、カンゲキだろうなー。(宏)

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