2013年2月1日金曜日

失われた・・を求めて。

もう2週間以上も前のこと。(宏)は朝市で財布を無くした。
落としたのか盗られたのかわかりません。その前日にフミオも財布を盗まれていて、その話を聞いて「ばーか」と言ったばかりだったのに……。
クレジットカード2枚に健康保険証、プレスカード、大事なものがみんな入っていた。カード類はすぐに停止したけど、いちばん気が重くてめんどうなのが滞在許可証。拾い主またはドロボーさん、他のものはいいから滞在許可証だけでも送ってくれないかなぁ、と待っていたけどやっぱりダメ。
で、ケイサツ署で紛失証明をもらって、再発行申請に県庁支所に出向いたら、必要書類を揃えて入口の郵便箱に入れるだけでいい、とリストをくれた。思ったよりはカンタンです。
リストにモノクロの証明写真4枚とあるけれど、PHOTOMATONでは何度やってもカラーしか撮れない。カラーを添えた書類をいったん提出したけれど、やはり気になって、仕方なくレアルまで行きPHOTO SERVICE で撮ってもらう。けっきょく写真代の合計27ユーロ。で、モノクロ4枚を持ってまた県庁に行き、これに入れ替えてほしいというと、「あら、カラーでいいのよ」だと。「そんならリストにモノクロって書くな!」と言いたかったけど、「あ、そう、よかった」なんて笑って引き下がりました。

 ところがその数日後、パリ警視庁のオブジェ・トロヴェ(遺失物センター)から、《財布を保管してるから取りに来い》という文書が送られて来た。
15区のオブジェ・トロヴェは古いレンガの建物。昔の役場か病院の待合室みたいな大部屋の、木の格子窓の受付で順番札をもらう。係のおじさんはパソコン画面を見ながら、「16日に14区から無記名で投函されてますね」。えーっ、じゃあすぐ連絡してくれればいいのに……。そして手数料11ユーロ取られた。
Objet Trouvé。ジョルジュ・ブラサンス公園の隅にある。










オブジェ・トロヴェのすぐそばにはユタカさんちがある。


















 



滞在許可証も健康保険のカードもクレジットカードも、みんな再発行手続きし終わったのに、現金以外はぜーんぶ元のママだった。
翌日、今度は許可証再発行願いの取り消しにまた県庁へ行ったら、翌朝出直して来いという。で、またまた行って、失くした日、出て来た日など書いてサインした紙を提出して、やれやれようやく一件落着です。
 さて、ボローニヤに住むミチコさんのブログhttp://blog.goo.ne.jp/lamarmellatadifragoleを見たら、なんと彼女も同じ目に遭っていた。でも「拾って連絡をくれた人も外国人で、証明書類をなくすのがどんなに大変なことかわかる、と・・・」とあって。うん、ぼくの財布を送ってくれたのもたぶん。しかしまぁ、一度に身近な人が 3人も財布を取られるなんて。お互い気を付けようね。反省。(宏)

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