2013年2月6日水曜日

気候が不順?

日本では、5月の気温になったり雪が降ったり、ずいぶん目まぐるしい気候の変化のようだけれど、ここフランスもかなり不順。
先週土曜日には、ポカポカ陽が射したと思ったら、急に暗くなって雹が降った。庭が真っ白になりました。
今回は粒が小さかったけど、大粒だと新芽が傷んで被害が大きい。
日曜は朝焼けがすごかった! こんな真っ赤な朝焼けってなんか不吉な前兆?って思ってしまうのは、小学校のときに「島原の乱のあった朝、東の空が真っ赤に焼けて……」という記述があったのを、未だに覚えているから(…って何年前の話だ)。
朝ごはんの準備をしながら東の空を見るのが好き。
ところでお天気とは何の関係もないのだけれど、(由)は昨日「Les betes du sud sauvage(Beasts of the southern wild)」という映画を見に行きました。批評が良かったので気になっていたのに、なかなか時間が合わなくて見られなかった。アメリカ映画だけれどインデペンデント系無名の監督なので、日本では公開されるか? でも機会があったらお薦め。(由)はとても気に入ったので。
南部のラグーンみたいな湿地帯で、泥と水と廃材に囲まれて生きる女の子の話。エコロジーっぽくもあり終末っぽくもあり寓話風でもあり。ハリケーン・カタリナや日本の津波被害を思わせるリアルな映像もあると思うと、氷山が溶けて、牙の生えた黒豚マンモス風の山神が現れたり。ジャンルを決められない映画だって、仏・米の批評家はとまどっていたようだけど、これって日本のアニメやマンガに親しんだ者には違和感のない展開だよね。主役の女の子はナウシカを思わせるし。いつも泥まみれで手づかみで鶏むしって食べて、「きったなーい」って思っていると、最後に急に感動してしまうのです。(由)

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