2010年11月15日月曜日

10ユーロでバドゥラ=スコダ聴いた!















フランスに来てから、映画と展覧会には気軽に出かけるけど、コンサートにはあまり行ったことがない。席を予約するのもよくわからなくて面倒だし、だいいち値段が高いよ。
と思っていたけど、一昨日、17区のSalle Pleyelっていうところで、なぜか本格的にクラシックのコンサートを鑑賞しました。知り合いの知り合い(馬場法子さんという方です。私はまだお会いしたことがないけど)の曲を初演するというので、夫と「それじゃ、行こうか」。
ネットの前売りはソルド・アウトみたいだったので、当日券売り場に並んだら3階バルコンの2席がすぐ手に入った。10ユーロで、舞台全体がよく見渡せるし、前後左右の席から離れていてのびのび座れる、ラッキー。83才のバドゥラ=スコダがベートーヴェンのピアノコンツェルト4番を弾く、というのが目玉だったみたいで、観客の平均年齢が異常に高かった。貸し切りバスで到着のお年寄り団体がいたのは、もしかしてファンクラブ? でも初めて入ったサル・プレイエルは、改装して間もないということで、上品なアールデコ建築がとても美しかった。
10ユーロの席でもじゅうぶん楽しめる、ということがわかったし、それに28歳以下と65歳以上は開演30分前以降、空いている席を10ユーロで購入できる、というシステムもあることを発見。私も来年はこの特典を享受できるのです。あはは。ちなみに、宏爾さんはもうとっくに資格があるんだよ。フランスは年寄りには住みやすい国だ。
この10ユーロのコンサート体験、なかなか楽しく演奏もよくて,今後ハマりそうな気がしました。だけどひとつだけ興ざめだったのは、観客の緊張が足りないのか、みんな演奏中に平気で咳をする。フランス人って自分勝手? それとも年寄りが多いせいかなー。(由)

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