2010年11月23日火曜日

自然史博物館と勝井三雄さん。

グランド・ギャルリ。絶滅の危機にある動物の展示室

















グルノーブル郊外エシロルでのグラフィック月間20周年記念で開催中の“勝井三雄のアトリエ”展のために勝井夫妻が来仏。グルノーブルに向かう前日には、プチ・パレとケ・ブランリ美術館、それにル・コルビュジエのロシュ邸に案内した。
現地での行事を終えた22日、再び朝からパリ探訪へ。
勝井さんが見たかったゴブラン織製作所は残念ながら休館日。でもせめて建物だけでもということで、とりあえず7号線でゴブランへ。裏手の通りの古い建物の窓越しに、大きな織り機で作業しているようすだけ覗いて、なんとか納得していただく。
次は、完成した直後に見たグランド・ギャルリを、ということで植物園へ。でも「照明や音響がもっと劇的だったなぁ、後で置かれた解説用モニタが目立ちすぎるし、あの時の感動はないなぁ」と。うーん、確かにそうかも。でも当時は照明が暗すぎて小さな字の解説がまるで読めなかったんだよね。
で、続いて恐竜やクジラの骨が並ぶ古生物展示館へ。ここは昔ながらの博物館という雰囲気がいっぱいで、個人的にはグランド・ギャルリより好きな場所。勝井さんもすっかり気に入って、写真を撮りながら化石の並ぶ2階も3階もくまなく見て回る。
クジラの骨と80近いけど元気いっぱいの勝井さん。

















午後はクリュニー中世美術館で『一角獣と貴婦人』を見て、さらにポンピドゥ・センターへ回り、展示替えされた近代美術館をゆっくり見て回った。
明日はユーロスターでロンドンへというお二人。なんと今日が結婚ウン年記念日だったということで、沙子さんご所望の牡蠣と白ワインで乾杯。ほんとにいつも変らずボン・サンテの勝井さんでした。(宏)

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