2011年12月2日金曜日

レ・アルの改築工事。

久しぶりにレ・アルに出たら、改築改装工事で、フォラムも公園も塀に囲まれている。天気のせいもあるけど、寒々しい風景。
ランビュトー通り。















塀の看板は,《ランビュトー通りの商店・レストランは、工事期間中も営業しています。》でも、たぶん客は減ってるだろうね。

塀の間から覗くと、取り壊された瓦礫の山。
廃墟状態です。
















フォラムのランビュトー入り口は開いていた。取り壊し中の工事現場に真っ暗な入口です。
ランビュトー口。

















でも、下へ降りるエスカレーターは閉鎖中。テラスの向こうには大きなクレーン。フォラムの商店街もずっと営業すると書いてあるけど、当分は工事現場商店街なんだね。
向こうに商品取引所の円屋根。右にサン・テュスターシュ。
















それにしても、バルタールが設計した中央市場(レ・アル)の壮麗な建物を壊して70〜80年代に造られたフォラム・デ・アルは、30年経たないのにお払い箱デアル。隣のサン・テュスターシュ教会は16〜17世紀、商品取引所だって、19世紀初めの建築だというのに。
このフォラムの改築。ほんとは来年開催するつもりだったオリンピックに合わせての計画だった。工事の塀に、 国際コンペで選ばれた David Mangin の完成予想図があった。
向こうはポンピドゥ・センター。

















今の地下商店街や駅の大部分をほぼそのまま使うという、5つの案の中でいちばん安上がりで抵抗の少ない案だそうで、そのぶんつまらない? かも。地面の穴から色鮮やかな塔がタケノコみたいに伸びるというコールハウスの案なんかに決まっていたら、賛否両論で、エッフェル塔、ポンピドゥ・センター以来の騒ぎになって、おもしろかったかも。
完成は2016年と塀には書いてあるけど、誰も信じていないよね。フランスだもの。(宏)

0 件のコメント:

コメントを投稿