2011年12月23日金曜日

ゴブランのおっさん食堂。

ポール・ロワイヤル大通りにちょっと気になるワインバーがあったので(宏)と一緒に行ってみたら、昼の早い時間なのに「予約で満席です」と断られた。そんなに人気店だった?
で、しかたなくゴブラン大通りをイタリー広場方向に歩いていきました。右手には国立ゴブラン織り製作所。
立派な建物。水、木、土、日の午後に工場見学もできます。
















そうだ、この横の路地に定食屋があったはず。大通りを左に曲がったヴェロネーズ通りに、思ったとおり「Le Percheron」の看板があった。むかーし食べたい店リストに載せていたけれど、食べないままになっていた店です。
昼定食14.50ユーロの看板がやけにデカイ。
















パリとは思えない、この慎ましい外観。なんかおいしそうに思えますね。で、さっそく中に入ると、店内も田舎っぽくて地方の宿屋の食堂みたい。
お客サンも地方在住という雰囲気。年齢層も高い。

















2品で14.50ユーロの定食。(宏)は前菜にブルーチーズと梨のフィヨテ、メインに鹿の煮込みグリヨット風味を取りました。私は前菜がエスカルゴのニンニクソースで、メインが本日の料理の白ブーダン。料理名だけ見ると、なんか凝った料理に思えるけど、とても家庭的な味で悪くない。
鹿のcivet。サクランボの酸味が鹿の臭みを消している。
















私の白ブーダン。最近はあまり見かけない料理だけど大好物。















白ブーダンは、黒ブーダンと違って血は入っていない。白い肉とクリームで作られていて、ノエルの季節の食べものだそうです。
この店、味的には問題ないのだけれど、じつはサーヴィスがすごく遅くて、2品とコーヒーだけで2時間もかかった。そんなに客数も多くなかったのに。残念。

汗をかいて飛び回っているご主人の見事なカイゼル髭と、花の代わりに金魚が泳いでいるテーブルの花瓶が印象的でした。(由)
最初はプラスチック製の玩具かと思ったら、生きていた。

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