2011年3月2日水曜日

歩道のインスタレーション。

7区の南の端っこあたりを歩いていたら、古い建物の入口から出た数本の黒いコードが、歩道の隅を隣へ延びていた。

地下から上って、扉と鉄の車輪よけをくぐって・・・。
















で、隣の扉の下からもコードが出ていて、両方まとめた合流部分がビニールで包まれ、さらにその向こうへ延びている。
赤地に白く “高圧設置・死の危険” みたいなことが書いてある。見るからにコワソウだけど、そのわりにはぞんざいに放り出してある。

“INSTALLATION”は設置すること。
















 パリの電線やガス管は、19世紀のオスマン改造で造られた下水道に付設されている。だから、この歩道を這うコードの束は、たぶん下水道の改修工事の間の臨時処置。
ほとんど見られることのない画廊でのインスタレーションが 気の毒な、迫力ある作品でした。(宏)

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