2011年6月14日火曜日

ル・バルの北島敬三写真展。

編集者のヨシカちゃんから、「パリで北島敬三さんが写真展を開く。見に行けないから代わりに見て」という知らせをもらいました。
クリシー広場近くの路地にある、ドキュメント写真専門の展示場 ”LE BAL" へ。ここは昔、キャバレー、ダンスホールだった建物を改装したもの。
入口のポスター。
















”TOKYO-e" という名のこの展覧会は、北島さんと高梨豊、渡部雄吉さんの3人展だった。
高梨「町」1977年と、渡部「張り込み日記」1958年。
















最初の展示室に、今はもう残っていない町の商店のようすをほぼ原寸大に伸ばした高梨作品,殺人事件の捜査を追った渡部さんの写真が並べられている。
で、北島さんの写真は、ダンスホール(バル)時代の天井や柱が残された地下の大展示室だ。
右は「ニューヨーク」1981〜84年。

















かつては歓楽の場だった空間に、沖縄コザの歓楽街のいかにも70年代っぽいハイコン写真が静かに並んでいる。

1986〜89年の、力強いカラー作品。












東欧、1983〜84年。






















80年代前半に撮影された東欧のシリーズが印象的でした。
次回はぜひ、今の日本を捉えた写真を見せてほしいなぁ、と。

公園の隅にはコンクリート製の卓球台があります。


















小さなカフェもある「ル・バル」の前は、行き止まりの路地に沿った公園です。周囲の古い建物の壁に囲まれた、のどかなところでした。(宏)

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