2011年6月27日月曜日

マレ・ステヴァンスの室内。

16区マレ・ステヴァンス通りにある彼の建築事務所だった場所が、美術展の会場として公開されているという記事をTéléramaでみつけ、さっそく行ってみた。
12番地の扉に、小さな張り紙が出ている。ほんとは "SRV" つまり電話予約が必要だったようだけれど、留守番兼案内役の女性が親切に入れてくれました。
次の来訪者(右)が来たので、腰を上げるお留守番さん。

















廊下の奥の2部屋と、階段を下りた吹き抜けの広い部屋が会場です。
”Propos d'Europe 10”というタイトルのついたベルギーのアーティスト10人の展覧会で、主催は "Fondation Hippocrene" という財団。この財団の設立者ジャン・ギヨ氏が、12番地の元マレ・ステヴァンスの自宅兼仕事場の今の持ち主で、このステヴァンスの事務所部分を財団のスペースとして使っているらしい。
半円形の張り出し部分が彼女の定位置です。

















全面の窓から入る光にあふれた半地下、客船を思わせる階段の手すり、シンプルで気持ちのいい空間です。
あ、部屋ばかり見ていて、展示作品をロクに見なかった。ごめんなさい。

円塔の窓はバリエの白黒ステンドグラス。












扉の鉄細工はジャン・プルーヴェ。





















内部をもう少し見られるかな? と内心思ってたけれど、まぁ満足。いい天気だったので隣のマーテル邸などのディテールを観察して帰りました。
・・・ところで、ル・コルビュジエのロシュ邸はここのすぐ近くにあって、公開されています。(宏)

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