2012年8月18日土曜日

クリス・キリップ展。

(由)が見て来て「よかったよ」というので、 Chris Killip というイギリスの写真家の展覧会を見に、ドキュメント写真の展示場 LE BAL へ行って来た。
LE BAL は、クリシー広場近くの路地にある。ダンフェールからクリシー広場まで68番のバスでパリ縦断。ヴァカンス中で車内も道路も空いてるので、これがラクチンなのです。
展覧会は、What Happened Great Britain 1970−1990 というタイトルだった。



















What Happened といっても、特別な事件や出来事を追ったものではなく、故郷マン島とイギリス東北地方の働く人々やふつうの人たちを撮ったものだけれど、久しぶりに〈いい写真を見た〉という充足感があった。
貧しい人たちの日常を切り取った画面は、静謐で品格がある。白から黒へのトーンもきれい。
タイトルにたいてい、写された人の名前が入っている。つまりそれだけ、キリップとの距離が近いということ。〈いい写真〉のモトはこのへんにあるんだろうな。

キリップみたいにきりっとしてない。反省。

















LE BAL の感じのいいカフェでひと休みして、クリシー大通りへ。ベンチに座るおじさんを見て、思わずキリップ、いやスナップしてみた。
でもやっぱりダメですねー。おじさんの名前も素性も知らないんだもの。(宏)


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